Shopify の決済方法にコンビニ決済を追加する方法を徹底解説!
目次
- はじめに
- コンビニ決済(コンビニ支払い)とは
- Shopify にコンビニ決済を導入するメリット
- Shopify にコンビニ決済を導入するデメリット
- Shopify にコンビニ決済を導入する方法
- まとめ
はじめに
今回の記事では、Shopify の決済方法にコンビニ決済を追加するメリット、デメリットとその方法を解説していきます。
Shopify にコンビニ決済を導入する影響をしっかり理解してコンビニ決済を導入できるようにしていきましょう!
コンビニ決済(コンビニ支払い)とは
コンビニ決済は、全国のコンビニエンスストア(セブンイレブン、ローソンなど)で EC ストアでの購入代金を現金で支払うことができる便利な方法です。この決済オプションは、クレジットカードを持っていない若者や、オンラインでのクレジットカード使用に抵抗を感じる人たちに特に人気があります。
Shopify にコンビニ決済を導入するメリット
カゴ落ち防止
多くの場合、「希望する支払い方法が利用できない」というのがショッピングカートからの離脱の主な原因です。特に、クレジットカードを持たない方や、オンラインでクレジットカードを使用することに抵抗がある方が、この問題に直面しやすいです。これらの顧客のニーズに応え、カゴ落ちを防ぐためには、コンビニ決済のような多様な支払いオプションの導入が効果的です。
クレジットカードを保有していない顧客の獲得
EC サイトではクレジットカード決済が一般的な支払い方法として広く利用されていますが、クレジットカードの発行対象年齢が 18 歳から 20 歳以上に設定されているため、クレジットカードのみでの支払いを受け付ける店舗では、未成年者が購入できない状況が一般的です。さらに、成人していてもクレジットカード決済に対して抵抗感を持つ方は少なくありません。このようなクレジットカードを持っていない、または使用したくない顧客層に対して、コンビニ決済の導入は、購入のハードルを下げる効果的な解決策となります。コンビニ決済を提供することで、これらの顧客も気軽に商品やサービスを購入できるようになり、EC サイトはより広い顧客層を獲得することができます。
Shopify にコンビニ決済を導入するデメリット
コストの増加
コンビニ決済を導入する際、月額費用の発生や、決済手数料(決済手数料や返金手数料など)の増加によってコストが増加する可能性があります。さらに、コンビニ決済は Shopify Payments 以外の決済方法として扱われるため、追加の取引手数料がかかります。
これらの手数料が積み重なることで、最終的にはストア側の利益に影響を及ぼすことがあります。そのため、コスト削減を図りたい場合には、手数料が比較的低い事業者を選択することが重要となります。
購入者側に手数料が発生する
コンビニ決済を利用する際、購入者が手数料を支払う必要があることも少なくありません。購入手続き後に追加の手数料が発生することを知った顧客が、注文をキャンセルしたり、支払い期限を過ぎてしまったりするケースが時折見られます。
購入者が支払い期限を守らない可能性がある
コンビニ決済では、クレジットカード決済のように注文と同時に支払いが完了するわけではなく、支払い期限を守らない顧客がいるため、期限切れによる注文のキャンセルリスクが高まります。
Shopify にコンビニ決済を導入する方法
今回は「KOMOJU」と「SB ペイメント」を使用して Shopify の決済方法にコンビニ決済を追加する方法を解説していきます。
KOMOJU
Shopify で KOMOJU を利用開始するためには、KOMOJU の公式ウェブサイトから申し込む必要があります。KOMOJU および関連する金融機関の審査が完了した後、下記の手順に従ってサービスの有効化を行ってください。
ストア管理画面のサイドバーから「設定」を選択してください。
「決済」を選択してください。
「決済方法を追加」を選択します。
「決済方法で検索」で セブンイレブン で検索して、「KOMOJU - コンビニ決済 (Convenience Store)」を選択します。
「インストール」をクリックします。
インストールが完了すると KOMOJU のログイン画面に遷移するので、ログイン情報を入力してログインしてください。その後、決済登録の手続きを行ったら、KOMOJU を使用して Shopify の決済方法にコンビニ決済を追加することができます。
費用
初期費用 | 月額費用 | 決済手数料 |
---|---|---|
0 円 | 0 円 | 2.75% |
SB ペイメント
ストア管理画面のサイドバーから「設定」を選択してください。
「決済」を選択してください。
「決済方法を追加」を選択します。
「決済方法で検索」で セブンイレブン で検索して、「コンビニ決済 - SBPS」を選択します。
「インストール」をクリックします。
インストールが完了すると以下のような登録画面に遷移します。必須項目を入力して「登録」ボタンをクリックすれば、SB ペイメントを使用して決済方法に PayPay を追加することができます。
費用
初期費用 | 月額費用 | 決済手数料 | トランザクション費 |
---|---|---|---|
3000 円 | 1000 円 | 1.80% | 100 円 |
まとめ
この記事では、Shopify ストアにコンビニ決済を導入する際のメリットとデメリット、そしてその導入方法について解説しました。コンビニ決済は、セブンイレブンやローソンなど全国のコンビニエンスストアで EC ストアの購入代金を現金で支払える便利な方法です。この決済方法は、特にクレジットカードを持っていない若年層やオンラインでのクレジットカード使用に抵抗がある層に人気があります。
コンビニ決済の導入による主なメリットは、カゴ落ちの防止とクレジットカードを持たない顧客層の獲得です。これにより、さまざまな理由でオンライン決済が困難な顧客も取り込むことができ、EC サイトの顧客基盤を広げることが可能になります。
一方で、導入のデメリットとしてコストの増加が挙げられます。月額費用や決済手数料、さらには取引手数料の発生がストア側の利益に影響を与える可能性があります。また、購入者側にも手数料が発生し、支払い期限を守らない場合があるため、注文のキャンセルリスクも考慮する必要があります。
導入方法としては、KOMOJU と SB ペイメントを通じてコンビニ決済を Shopify ストアの決済オプションに追加する方法があります。それぞれのサービスには固有の費用構造があるため、導入前にはそれらの条件を慎重に検討することが推奨されます。
コンビニ決済の導入は、特定の顧客ニーズに対応し、EC サイトの利便性を高めることにより、ビジネスの成長に寄与する重要なステップとなり得ます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!