
コロナウイルスの影響もあり、対面でものを売る機会が急激に少なくなってきています。ネットで物を売りたいけれど、どのように売ったらよいか分からない、そんな風に考えていませんか?
そんな人には、今国内で急激に需要を伸ばしているShopifyがオススメです。今やShopifyは国内の大手企業も導入しているECプラットフォームです。
そんなShopifyですが、最近楽天との連携を発表しましたよね。しかし、楽天との連携によりShopifyがどのように変わるのかについて知っている方は少ないと思います。
この記事を読めば、以下のことが分かります。
- 楽天とShopifyで作る自社ECサイトの違いはなんだろう
- 楽天との連携によりどういったことができるのか
この記事では、Shopifyの運営・構築の業務を行っている株式会社UnReactが、初心者向けにShopifyについて詳しく解説していきます。
現在、Shopifyは14日間無料でショップを開設することができます。Shopifyに興味がある方は、実際にストアを開設してみてはいかがでしょうか。
楽天とShopifyで作るECサイトの違いはなに?

Shopifyが自社ECと呼ばれる一方、楽天市場はモール型ECと呼ばれます。まず最初に、モール型ECと自社ECの違いについて解説していきます。
モール型ECとは
モール型ECとは、端的に言えばインターネット上のショッピングモールのようなものです。イオンモールのようなものを想像すれば分かりやすいかもしれません。具体例で言えば、楽天市場やAmazonなどがモール型ECに当てはまります。
モール型ECのメリット
モール型ECのメリットとしては、やはりその集客力が挙げられるでしょう。Amazonや楽天市場は国内最大級のユーザー数を誇るECサイトであるため、多くのユーザからのアクセスを集めることができます。
その高い集客力から、モール型ECサイトを使用すれば広告やマーケティングに労力を掛ける必要がなくなります。その点が大きなメリットと言えるでしょう。
モール型ECのデメリット
モール型ECサイトは高額なロイヤリティを払う必要があります。一般的に月額の出品手数料や、売上のn%の販売手数料などが発生します。
また、ブランディングが難しいという点も大きなデメリットであると言えるでしょう。モール型ECはそのプラットフォームそのものの存在感が大きいため、ユーザーには「~ショップで買った」という感覚が無くなってしまいます。どうしても、「Amazonで買った」「楽天で買った」という風に認識してしまいます。
自社ECとは
自社ECとは、端的に言えばインターネット上にドカット店舗を構えることです。最近流行りのD2C(directo to consumer)企業、例えばコアラ・マットレスなどを想像してもらえば分かりやすいと思います。
自社ECのメリット
自社ECのメリットとして、やはりブランディングが挙げられるでしょう。独自の世界観を打ち出すことによって、ユーザーがそのShopのファンになってくれるかもしれません。
また、モール型との違いとして価格の比較がされにくいということも挙げられます。例えば、モール型ECでボールペンを売る場合、ユーザーは必ず他のボールペンと価格を比較してしまいます。独自のブランドを出して、高価なものを売る際には自社ECの方が良いかもしれませんね。
自社ECのデメリット
自社ECのデメリットとして、集客を自分でしなければならない点が挙げられます。SEOやリスティング広告などのWEBマーケティングの知識が必要になります。
ここまでで、モール型ECと自社ECの違いが理解できたと思います。
Shopifyで作るECサイトは自社ECで、楽天市場はモール型ECでしたね。つまり、Shopifyで作るECサイトは楽天と比較して以下のことが言えます。
- Shopifyで作る自社ECは販売手数料が安くなりやすい
- Shopifyで作る自社ECはブランディングがしやすい
- Shopifyで作る自社ECサイトは集客が大変
Shopifyと楽天と連携によりどういったことができるのか

結論から書くと、Shopifyと楽天の連携により、楽天の店舗管理システム(RMS)にアクセスすることなく、Shopifyの管理画面上で、楽天店舗の在庫管理・受注・発送連絡などが行えるようになりました。
この説明だと分かりにくいと思うので、順を追って説明していきたいと思います。まず前提として、このShopifyと楽天の連携により恩恵を受けるのは以下の人です。
- 現在Shopifyでショップを運営していて、楽天に進出しようとしている人
分かりやすく説明するために、Shopifyと楽天の連携以前と連携以降でどのように変わったのかを見ていきましょう。
Shopifyと楽天の連携以前
Shopifyでショップをもってるけど、楽天にも出店したい・・・そんな人がいたとします。このとき、Shopifyと楽天の連携前はどのようにしていたのでしょうか。
答えは簡単です。シンプルに楽天の店舗管理システムを使用して楽天での販売を行っていました。少し想像したら分かるように、2つの場所で別々にものを売ることになるのでとても大変ですよね。
在庫管理の手間、受注・発注連絡などの手間・・・とても大変ですよね。これが、楽天との連携によりどのように変わったのでしょうか。
Shopifyと楽天の連携以降
Shopifyと楽天の連携以降、Shopifyから楽天への進出はとても簡単になりました。「楽天販売チャネルアプリ」を利用することで、楽天の店舗管理システムにアクセスすることなく、Shopifyの管理画面上で楽天店舗の商品登録や在庫管理などを行えるようになりました。
つまり、Shopifyの商品を楽天にコピーすることが可能になったのです。これで、Shopifyから楽天への進出がとても簡単になりました。
まとめ
Shopifyと楽天の連携により、以前よりも簡単にShopifyから楽天市場への進出ができるようになりました。Shopifyからモール型ECに進出を考えた際には、楽天市場に進出するのがベストかも知れませんね。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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