
ECサイトを簡単に構築することができるShopifyは、海外で人気のECプラットフォームです。最近、日本でもShopifyの導入事例は増えてきています。Shopifyは決済手数料が安く、ブランディング力の高いサイトを簡単に作成することができるため、BASEからShopifyへの移行は増加しています。
- BASEでオンラインショップを展開しているが、手数料が高いと思っている方
- BASEで開設したオンラインショップで10万円以上の売り上げが見込める方
- BASEを使っているが、Shopifyで自社のブランド力を高めたい方
この記事では、Shopifyの運営・構築の業務を行っている株式会社UnReactが、BASEからShopifyへの移行について詳しく解説していきます。
今回はBASEからShopifyへの移行に関する記事になります。BASEとShopifyの決済手数料の差について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
UnReactは日本一分かりやすいShopifyブログを目指しています。
まだShopifyストアをお持ちでない方は、今現在14日間無料でShopifyストアを開設することができるため、自作のストアを作成してみてはいかがでしょうか。
BASEからShopifyへ移行する簡単4ステップ
- BASEから販売中の商品情報をCSVファイルで出力しよう
- Shopifyで商品情報を取り込む準備をしよう
- Googleスプレッドシートで商品情報を整理しよう
- Shopifyへ商品情報を登録しよう
1ステップごと、実際にデータを移行する際に使用した画像とともに解説していきます。
それでは、一緒にやっていきましょう!
1. BASEから販売中の商品情報をCSVファイルで出力しよう

BASEのホーム上方にあるAppsのアイコンをクリックしてください。
ページの下の方までスクロールして、「ショップ運営を効率化する」の一覧にある「CSV商品管理」をクリックします。

左にあるインストールをクリックしてください。
これで、商品情報をCSVファイルで出力することができます。

選択項目は全てチェックしてください。
CSVファイルの種類選択では、「登録済み商品の情報を編集するためのCSVファイル」にチェックを忘れないようにしてください。
そして、CSVファイルをダウンロードしてください。
BASEに登録されている商品の情報をCSVファイルに出力することができました。
これでステップ1はクリアです!
一息ついたら、次のステップにいきましょう!
2. Shopifyで商品情報を取り込む準備をしよう
これからBASEの商品情報をShopifyに移行するために、Shopifyの商品情報のサンプルを作り、CSVファイルで出力します。このファイルからShopifyの商品情報を管理するフォーマットを確認することができます。BASEの商品情報をShopifyに移行するために必要な作業となります。

まず、Shopifyのホームページを開いてください。
※Shopifyの始め方についてはこちらの記事で確認お願いします。
そして、左にあるメニューの中で「商品管理」をクリックしてください。
「すべての商品のページ」を開き、「商品を追加する」をクリックすると商品情報の入力画面が表示されます。

まず、「商品のタイトル」と「説明」を入力してください。
今から作るのはサンプルで、最終的にこの商品を出品するわけではありませんので、内容は好きなように入力してください。

下にスクロールしたら、「価格設定」と「在庫数」を入力してください。
こちらもサンプルになりますので、価格や在庫数は好きな数字で構いません。
- タイトル
- 説明
- 価格
- 在庫数
の4点が入力できたら、ページ最下方の右側にある「保存」をクリックしてください。

この画面表示されれば商品の追加は完了です。
これから、商品の情報をCSVファイルで出力していきます。
太字で書いてある「商品管理」の下に「エクスポート」ボタンがあるので、クリックしてください。

「すべての商品」と「Excel, Numbersなどのスプレッドシート用のCSV」をチェックして、「商品をエクスポートする」をクリックしてCSVファイルを保存してください。
Shopifyの商品情報をCSVファイルで出力することができました。
これでステップ2はクリアです!
深呼吸して、残り半分頑張りましょう!
3. Googleスプレッドシートで商品情報を整理しよう
ステップ3では、BASEで出力したCSVファイルの中身を、Shopifyで出力したCSVファイルにデータを移していきます。
ステップ3を乗り越えられれば、移行はもう目の前です

まずはGoogleスプレッドシートを開きます。
「空白」の上の画像をクリックして、新しいスプレッドシートを作成しましょう。

画面上方にある「ファイル」から「インポート」を選択します。

ここではステップ1で出力したBASEのCSVファイルをインポートしていきます。
先ほど保存したファイルを「ドラッグ&ドロップ」をするか、「デバイスのファイルを選択」をクリックしてCSVファイルを選択してください。

チェックポイントは3つです。
- 場所のインポートは「新しいシートを挿入する」
- 区切り文字の種類は「自動的に検出する」
- テキストを数値、日付、数式に変換は「はい」
この3つをチェックして、「データをインポート」をクリックしてください。

ここにBASEに登録した商品情報が並んでいます。
今の操作と全く同じように、Shopifyで出力したCSVファイルをインポートしてください。
これから、BASEの商品情報をShopifyのファイルに移していきます。

まず、画面下にCSVファイル名が書いてあるところをクリックし、BASEの商品情報を貼り付けたシートを開きます。
この中で移行する項目をコピーしていきます。コピーするのは1つずつで構いません。
移行する項目
- 商品ID
- 商品名
- 説明
- 在庫数
- 価格

画面下にあるシートをクリックして、Shopifyの商品情報を表示します。
そして、先ほどコピーしたデータを貼り付けていきます。
- 商品ID → Handle
- 商品名 → Title
- 説明 → Body(HTML)

同様にして、BASEの商品情報をShopifyのシートにコピー&ペーストしていきます。
- 在庫数 → Variant Inventory Qty (Quantity)
- 価格 → Variant Price
この他に、必ず埋めなければいけない項目が2つあります。
「Variant Inventory Policy」 と「Variant Fulfillment Service」です。
「Variant Inventory Policy」 は在庫数が0になった時の扱いを決めています。
denyは在庫数が0になったら商品が買えない状態になります。
continueは在庫数が0になっても商品を買える状態になります。
特に決まっていない方は、denyと入力することをオススメします。
「Variant Fulfillment Service」は商品のフルフィルメントサービスを入力します。
手動の場合は「manual」と入力してください。もし、独自のフルフィルメントサービスをお使いの場合は、スペースの代わりにダッシュ「-」を、ピリオドなどの記号は取り除いて、ローマ字で入力してください。
よく分からない方は、manualと入力しておくと良いです。
これでCSVファイル上のデータは移すことが出来ました。
それでは、Shopify上に移したデータを反映させていきましょう。

商品名等を貼り付けたShopify側のCSVファイルをダウンロードしていきます。
画面上方の「ファイル」から「ダウンロード」を選び、「カンマ区切りの値(csv、現在のシート)」をクリックして新たなCSVファイルを保存してください。
これでステップ3はクリアです!
ここまでくれば、ゴールは目前です。
残り1ステップ頑張りましょう!!
4. Shopifyへ商品情報を登録しよう
それではShopifyの画面に戻りましょう。
先ほどCSVファイル上でBASEの商品情報をShopifyのCSVファイルに移したので、このファイルを登録していきます。

「商品管理」の「すべての商品」の画面から「インポート」をクリックしてください。
この画面にステップ3で保存したCSVファイルを「ドラッグ&ドロップ」するか、「ファイルを追加する」をクリックして保存したファイルをアップロードしてください。

この画面が表示されれば、「商品をインポートする」をクリックで完成です!
もし、エラーが起きた場合は一度ステップ3に戻り、入力位置を間違えていないか確認してください。
お疲れ様でした!
まとめ
今回はBASEからShopifyに移行する方法を解説しました。
BASEで10万以上の売り上げがある場合はShopifyに移行するとお得になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
関連記事
